2022.07.05
相続対策として家族信託はいかがですか?
早くも梅雨明けした近畿地方ですが、一段と猛烈な暑さが襲って
きたように思います。外出して帰ってくるたびに汗だくになります。新
型コロナウィルスもそうですが、熱中症にもくれぐれもご注意ください。
相続対策として遺言を残したい、とか、自身が痴呆になったときに
備えて遺言を残したい等、遺言に関する相談が増えてきています。
遺言は比較的簡単に、かつ、手頃な値段で作成できる等メリットが
大きいです。その一方で、遺留分対策等で一定の財産を相続させたく
ない人相手でも遺贈しなければならない等のデメリットもあります。
確かに遺言も有効な対策ですが、こういう相談をされる方には成年
後見制度や家族信託の提案も行っています。
ご存じない方もいらっしゃいますので簡単に説明させていただくと、
成年後見制度は自身で法律行為ができなくなった時に医師・裁判所の
裁量により補助・保佐・後見が設けられています。また、自身が法律
行為ができなくなった時に備えて事前に後見者を決めておく任意後見
という制度もあります。
家族信託は、自身が所有する財産を親族等の第三者に信託し、信託契
約を締結する制度です。複雑な処理が必要ですが、遺言・保険・後見
制度のデメリットを解消する制度になっています。
ご関心のある方は相談受付しておりますので、いつでも当事務所へ
ご相談ください。
業務部法人第4課 監査担当 山下 健輔