企業を経営しておられる皆様の中には、もう６０歳、いや７０歳を超えられても現場作業等に従事しておられる方もあるかもしれません。後継のご親族の方や後を引き継げる従業員の方がいらっしゃる方は事業承継問題を解決できるかもしれませんが、今時の経営者の方はそうでない方も結構多いように思います。お子様は別の仕事に就いてその企業を引き継ぐつもりはなく、従業員の方も同世代の方ばかりで将来の経営を任せられないといった方も多いのではないでしょうか？

　そういった場合、会社を解散して清算結了させる方法や会社自体を第三者に売却する方法が挙げられます。会社を清算するのは残念なことですが会社を残したままにして遺族の方に負わせるとその遺族の方が会社をいったん経営しなければならずかえって大変なことになります。

　第三者に売却する方法は、買手をみつけてその買手に会社自体を売ってその売却資金で老後を過ごすやり方です。これは金融機関などでもマッチングの作業をしており、相談してみることも一つの方法です。

　会社をどうするかお困りの方の相談も受け付けておりますので当事務所にお気軽にご相談ください。

業務部法人第４課　監査担当　山下　健輔